読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

カバラ思想について

カバラ思想について知り得ていることを書く。 

カバラのルーツはユダヤ教であるが、ビッグバン(アインソフオウル)を想定した宇宙意志を前提としているので、ユダヤの聖書からは外れる。
従って、口頭で伝承されて来たものである。
数字の持つ意味についてはかなり的を得た解釈で、占いやタロットカード等にも応用されている。

基本的に、1から9への道筋を通り、また9から1への道筋を通る。
数字の意味は以下の通り。
1.王冠の象徴
2.智恵の象徴
3.理解の象徴
4.慈悲の象徴
5.峻厳の象徴
6.美の象徴
7.勝利の象徴
8.壮麗の象徴
9.基礎の象徴
10.王国の象徴
である。

ここからは解釈になるが、
Ⅰ.元型、創造界
1.個の自覚を持った人間が意志と言の葉により他との交流を通し2.智恵に至る。交流するエネルギーは受容されイデアの顕現として3.理解される。

Ⅱ.形成界
その世界の秩序は4.に守られ、統合され安定化される。安定化された世界は外に向き5.正義と破壊をもたらす。しかし、犠牲と愛を通して6.美によって調和される。

美は魅力と感情を生み7.個人としての勝利者を生み出す。個から世界への分析は賢さとノウハウ(術式)生み出し、それを用いて人間は8.社会の管理者としての栄光を手にする。かくて世界を知った人間は全ての記憶を検閲され9.基礎に至る。その集積された叡智は10.王国への橋渡しとなる。

9から1への流れを逆に追うことよって、個というものも説明されうる。

実際、ユングユングユダヤ人であるが)系の心理療法で数というものに注目する場合、上記のように進展するので、非常に含蓄も深い。最も、心の内面を扱う心理療法では1から4までの数字を重視する訳であるが。
一方で、人間本質を5.判断力や6.美や装飾する傾向、7.分析能力や8.管理能力、9.検閲能力と類するのも興味深い。
心理療法では4の数字が出れば統合と安定、もしくは内面への守りとして重視し、時として喜ぶ訳であるが、4が秩序への厳しさとして表れるということは一見、見過ごされがちなことであるように思う。

ちなみに、知識(真理)と言えるものが、カバラでは3と4か1と6の間に在ると考えられているのも興味深い。

数秘術や占星術を含む占いは神よりも宇宙の意志を前提とするため、宗教とは根幹が違うように思われがちであるが、上記のようにまるで宗教的な解釈が可能な思想も存在する。