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秦基博の『鱗』と結婚式

秦基博の『鱗』が友人の結婚式でリクエストされ、歌われたそうだ。

秦基博は典型的なイメージ思考の人で、歌詞にも一貫してイメージを介した感情表現がなされている。
秦基博の『鱗』は、自分が魚で、身を守る鱗を脱ぎ捨ててでも、激流に傷付きながらでも、相手に思いを伝えなきゃという歌。でも相手は風の吹く場所にいる。つまり陸上にいる。緑だから葉っぱかもしれない。従って、強い思いがあっても叶わない恋を歌っている。
秦基博が「僕は魚」って言ったら最初から最後まで魚なのに、友人はあまり歌詞を理解していなかったかもしれない。
もし友人が典型的な音声思考タイプの人間だった場合、「たとえ傷付くことがあっても、裸の思いで相手に強く引きつけられるんだ」という共感と解釈をしている可能性は高い。
そうじゃなくて歌詞の意味を分かった上で、有名で良い曲だからという理由で選曲したのなら、それはそれで作者への冒涜かとも思う。

とはいえ、どういう風に考えるかは、個人の自由にある。
幸せなら、良いんじゃないか。