本の早い読み方
本や話などの内容の読み方。
1.プロットを読む、結果から見る
プロットの読み方は、まず大まかな意味段落に構成を分け、大体の流れを掴む。全体から要素を分解し、いくつかの軸(柱)となるものに再構成する。
たとえば、表向きは、トピックごとに分けられて、全然関係ない話をしているが、根底では共通しているテーマがあることを見抜いて再構成するとか、相手が導きたい論理展開や、話のもっていき方(会話の波)の裏に、見落とされそうなテーマや誘導が隠されていないかを読んでまとめる。
結果から見ることが何故大事かというと、意図された伏線から構成を読むことは難しいが、構成から意図された伏線を読むことは簡単だからだ。
違う言い方をすれば、
1を見て10を知るにはイメージ訓練が必要だが、10を知って1を見るのは非常に簡単な作業となる。
近道は、答え(完成系)を知って(イメージして)から解法(方法や手段)を知ることだ。
断然早い。
2.本質を掴む
話の内容には、核(本質)となるものがあって、その周りに導入部分や方法や具体例やエピソードが布置されている。
まず本質となる、核となる部分が理解できるかにあたる。理解できなければ方法や具体例にあたる。
本質が理解できれば不要な部分は飛ばして良い。
方法や具体例を読む、理解する時間がなくても、本質(核)が理解できれば、少なくとも自分に得られたものは十分といえる。
それを基にノウハウを創作すれば完全に自分のものとなる。
論文で言えば、題名と考察を読む。精度を上げたければ方法と結果を読む。出来る限り恣意的な操作(ミスリード)を避けて、自分の頭で考えたければ、方法と結果のみ(事実のみ)を見る。
思想、洗脳、政治、科学、大体において応用できる。
慣れれば、目次や表題を見て、大体内容が想像できるようになる。
これを使えば自分の為になる本を探すのも、読むことも早くなる。
速読?とはちょっと違うけど。
メモを取ることは大事。