じゃんけんについて

久々に記事を書こうと思う。

じゃんけんについて知り得ていることを書く。相変わらずめんどくさいことを考えているので、苦手な人は読んではいけない。

じゃんけんは一見、ランダムに手を選んでいるように見えて、意識しない見通しによって影響を受けている。

じゃんけんの手にまつわる性格傾向のイメージは以下の通り。

グーは最も握る力を入れる手であり、頑なな性格の人や緊張感がある人が選びやすいとされている。

パーは最もオープンな手である為、勝ちに対してまっすぐな人や、おおらかな性格の人が選びやすいとされている。

チョキは解剖学的に最も出しづらい手であり、勝ちに対してひねくれた人や、クレバーな性格傾向の人が出しやすいとされている。

加えて、前の手との比較や見通しから、じゃんけんにも戦略性が生まれてくる。要は、前の手と同じ手か強い手を出すか、前の手より弱い手を出すかに分かれる。じゃんけんに関する論文によれば、相手の手よりも自分の出した手を気にすることが多いとのこと。

たとえば、最初はグーの場合、前の手よりも強い手を出す場合はパーを選ぶ。これは勝ちたい気持ちが高まっているときや、勝ちに対してまっすぐな性格傾向の人が選びやすい。対して、前の手よりも弱い手を出す場合はチョキを選ぶことになる。これは相手が前の手と同じ手のグーを出した場合は負けることになるが、相手が勝ちに行っていた場合はパーに勝つ選択肢となる。試合に負けて勝負に勝つことを好む人や、場合によっては気持ちが負けになってもいいと考えている人も出しやすい。最後に、前と同じグーを出す人はいわゆる前の手に固執した選択肢になるので、自分の手を変えたくない頑固な人や、緊張や挑発を受けて様子見、もしくは影響を受けたくないと感じている人が選びやすい。

基本的に、勝ちたいと思える場面設定の場合、殆どの人は最初はグーの後パーを出す。従って、最初はグーの後はグーを出すと高確率で負け、チョキを出すと高確率で勝ちやすい設定となっている。意図がわからないなど、相手がひねた選択肢を取りそうな場面では、相手はグーかチョキを出しやすくなるので、こちらは最初はグーのあと前の手と同じグーを出すのが無難な選択肢となる。

もしもあいこになった場合は、殆どの人は前自分が出した戦略を変えたくない傾向が働く。従って、最初はグー➡パー➡チョキ(前の手より強い戦略)か、最初はグー➡チョキ➡パー(前の手より弱い戦略)と変化するパターンが多い。

こちらは最初はグー➡パー➡グー(相手は強い手を出す戦略の場合)と変化させるか、最初はグー➡チョキ➡チョキ(相手は弱い手を出す戦略の場合)と変化させれば勝つことができる。

最も、確率統計的にはどの手も出現頻度は変わらないとされており、何回もじゃんけんを繰り返した場合はこれらパターンの出現頻度は少なくなる。

 

じゃんけんは就学前の子どもでさえできる簡単な勝負だが、自己選択、決定された結果を引き受けるという時間的な要素がある。また、最初はグーによって、実は戦略性とそれにまつわる心構えの反映があるので、勝ち負けがありながらも、結果を受け入れる心の準備、納得感が生じやすい不思議な構造になっている。

 

まったくのランダムとされている選択肢にも、過去の手の影響は受けている。しかし、一つの選択や、一つの戦略は、もっと言えば一つの人生は、自分で決めて、選んで進んでいくことができる。

今と過去だけに囚われず、同一の時間上(クロノス)だとしても、限りある命だとしても、きっと伸び縮みする時間(カイロス)を捉えれば、確率は無限に分散されていく。そして、確率論に奪われた自己選択は取り戻せる。開かれた時間のなかで、生を納得できる時間を生きていきたいと思う。

生きていてよかったと思わせてくれる人とともに、季節を愛して、強くなりたいと思う。そう思わせてくれる人も、幸せだと思っていてほしい。

 

最近は幸せになりたいと生まれて初めて思うようになった。言葉にできない思いとともに、生きていきたいと思う。