キリスト教について
キリスト教について、知り得ていることを書く。
キリスト教、ユダヤ教、イスラム教は同じ神を崇意しており、預言者や戒律や聖書などの解釈の相違から種々に別れる。
天地創造の神話を持ち、創造主としての神である。
ユートピアや楽園への解釈を巡って、様々な宗教組織の動きが変わってくる。
キリスト教では、特徴として罪と罰としての生であり、主の愛と慈悲による救済である。
神が特別に創造した人間を前提とするので、人間は他の動物や自然よりも優越した存在である。
神はグレートインテリジェンス(全知全能)であり、世界は神に設計されたものとして、(聖書的解釈を除外すれば)ID説と親和性も高い。
カトリックでは教会を重視し、教会の権威主義への反発として、プロテスタントでは教会よりも聖書を重視する。
労働についての考え方が契約に基づいており、基本的に労働は罰(ネガティヴなもの)と考えられている。
人と人との繋がりよりも、土地にまつわる話よりも神(天)に重きを置き、神からの愛としての隣人愛の重要さを説く。
従って、罪を告白することや、主への懺悔をすることが宗教的には事情以上に優越した意味を持つ。
余談だが、才能(ギフト)を活かして仕事をすることが愛他的色彩を帯びていたり、その土地の歴史や家柄に縛られ仕事をする人が宗教的と言える程の信念を帯びていたり、人と人との繋がりを大事にする人が極めて俗世っぽい(人情味を帯びた)印象を与えることは興味深い。
自分はそれぞれ、天と繋がる人、地と繋がる人、人と繋がる人と名付けている。それぞれに重なり合うところは当然生じてくるものではあるが。
キリストが自己犠牲的な方法を選択したことと関連して、自己犠牲と普遍愛が宗教的なかたちとして賞賛されやすい側面がある。